皆さんこんにちは。ギター講師のおーみんです。
今回はギター初心者の方に向けた「Fコードの押さえ方・練習方法の紹介」「Fコードで挫折しないための省略形Fコードの紹介」です。
ある程度コードを覚えて曲を弾いていく中でどうしてもFコードがあることは多々あると思います。その度にその曲を弾くことを諦めてしませんか?
ここでは省略形のFコードの押さえ方を紹介しますので是非覚えて好きな曲を1曲でも多く弾いてもらえたらと思います。
- Fコードが難しくて音がキレイに鳴らない…
- だいぶコードを覚えたけどFだけ上手にできない…
- 弾き語りする時にFコードがあるとその曲を弾くことができない…
おーみん
そもそもなぜ「Fコード」は難しいのか??
おーみん
これが最初にギター初心者の方がぶちあたる大きな壁の一つ「Fコード」です。
そもそもなぜ「Fコード」がそんなに難しくて挫折してしまうポイントになっているのでしょうか?大きな理由が3つありますので一つずつみていきたいと思います。
①セーハで押さえることが難しい
セーハ(1本の指で2弦以上を押さえること)で押さえるFコードは別名バレーコードともいわれます。
1本の指で1~6弦まで押さえないといけないので他のコードと比べると左手で押さえる力が必要になることと、上手に押さえないとキレイに音が鳴らないということが難しいポイントです。
これがギター初心者の方が挫折してしまうポイントの一つですね。
②左手のコードフォームが複雑である
上の図を見て分かるように1フレットの1弦~6弦までを人差し指1本で押さえて、更に中指で3弦2フレットを押さえて、薬指で4弦3フレット、小指で5弦3フレットを押さえるというなかなかの難易度です。
これもギター初心者の方が挫折してしまうポイントの一つですね。
③コードフォームの移行が難しい
Fコードから他のコード、もしくは他のコードからFコードへコードチェンジする際、コードフォームがFは難しいため最初はかなり苦戦してしまうところも初心者の方が挫折してしまうポイントです。
Fコードの練習のコツ
①人差し指の位置を2フレット寄りで押さえる
Fコードの一番の難関は人差し指でセーハすることです。
1フレットの真ん中あたりを押さえてもなかなか力が入りづらくキレイに音がなりづらいので少しずらして2フレット寄りに押さえてみて下さい。
少し音がでやすくなると思います。
特に人差し指の先と付け根を意識して力を入れて押さえることがポイントです。
②親指の位置と向きにも意識してみよう
ネックの裏側で親指が支えているからこそ左手のコードを押させる力が安定しています。
Fコードを押させる時も後ろに置いてある親指の位置が向きを意識してやりましょう。
いつもお伝えしていますが、上達するコツは反復練習しかありません。
これからのギター人生でFコードは絶対に外せないコードなので今のうちから引き続き練習はして頂きたい!!
しかし!!
こういうお悩みも絶対に出てくるのではないでしょうか??
- 弾きたい曲に必ず「Fコード」があって他のコードはだいぶ弾けるようになったのに毎回Fコードだけ弾けなくて先に進めない
- 練習はしているけど毎回「Fコード」のところでとまってしまうのでモチベーションが下がってしまう
- 本当に自分にギターって弾けるようになるのかなと不安になってしまう
皆さんのお気持ちはよく分かります!!モチベーションが下がらないように裏技を教えちゃいます!!
「Fコード」の省略Ver.で最初はやってみよう
上のコード表を見てわかると思いますが通常「Fコード」は6弦から1弦まですべての弦を押さえて音を鳴らします。
- 太い方の弦、6弦の1フレットだと 「F(ファ)」の音。
- 細い方の弦、1弦の1フレットも 「F(ファ)」の音
この上と下の弦の音まで鳴らすことになりますが、最初の内はこの音を鳴らさず2弦から5弦だけならせばそれはそれでちゃんと「Fコード」の音を出すことが出来ます!!
「Fコード省略Ver.」の押さえ方のコツ
まずはこちらを見て下さい。
パッと見たらCコードに似ていませんか??
そんなんです!!
Cコードの押さえ方から中指を一つ下にずらし、小指を付け加えただけなんです!!
どうですか?これだと簡単な感じがしませんか??
図を使ってもう一度説明しますね。
こうして図で見るとあんまり難しくない感じに思えてきませんか?
実際に押さえてみるとCコードを押さえれるならそんなに難しくなく押さえれると思います。
Fコード省略Ver→FM7のコードでもOK
上記の省略形のFコードもまだ少し難しいということであればもう一つ簡単にFコードの代用として使用できるコードをご紹介しますね。
それはFM7というコードです。
先程の省略形のFコードより更に1本指を減らした形です。
また1弦の開放弦もそのまま弾いても大丈夫なコードなので比較的弾きやすいと思います。
あくまでも省略Ver.なので本来のFコードの押さえ方も同時進行で練習は頑張りましょう!!
おーみん
まとめ
- Fコードを攻略するには反復練習が必須である
- 省略VerやFM7.で最初は練習して弾き語りのモチベーションを上げることが出来る!!
おーみん